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02月28日-03号

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  1. 倉敷市議会 1995-02-27
    02月28日-03号


    取得元: 倉敷市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-31
    平成 7年第3回 2月定例会            午前10時 3分  開 議 ○議長(金谷光夫君) ただいまから本日の会議を開きます。 ただいまの御出席は41名、会議は成立いたしました。            ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第10 議案  17件 △日程第11 議案  26件 △日程第12 議案  15件 △日程第13 選挙   6件 ○議長(金谷光夫君) では、議事に入ります。 日程第10 議案第28号 平成7年度倉敷市一般会計予算から議案第44号 平成7年度倉敷市観光事業会計予算まで予算案17件、日程第11 議案第45号 倉敷市行政改革推進委員会条例の制定についてから議案第70号 倉敷市水道企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の改正についてまで条例案26件、日程第12 議案第71号 路線の廃止についてから議案第85号 宮島競艇施行組合外2施行者とのモーターボート競走施行に伴う勝舟投票券場間場外発売の事務の委託に関する協議についてまで事件案15件、日程第13 選挙第6号 倉敷市選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙についてから選挙第11号 西一郷半組合議会議員の選挙についてまで選挙6件、以上都合64件を一括して議題といたします。 提案理由の説明を求めます。渡邊市長。            (市長  渡邊 行雄君  登壇) ◎市長(渡邊行雄君) ただいま御上程いただきました平成7年度予算案並びにその他諸議案の御審議をお願いするに当たり、再び市政を担当させていただくことになりました私の決意と所信を申し述べ、議員各位を初め市民皆様方の一層の御理解と御指導を賜りたいと存じます。 昨年来、北海道、東北と相次いで大きな地震に見舞われておりましたが、先月17日に発生しました兵庫県南部地震は、神戸市を中心として未曾有の大災害となりました。まず、この震災により、お亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りしますとともに、被災されました方々に心からお見舞いを申し上げ、一刻も早い復興がなされることを御祈念いたします。 当市としましては、災害見舞い金として1,000万円を拠出したのを初め、市民皆様の御理解と温かい御協力をいただきながら、飲料水、食料、毛布、衣料品等の救援物資の搬送に力を注ぐとともに、救助隊、消火隊や建築士、医師、看護婦、一般事務職員等さまざまな分野にわたる人的支援を展開してまいりました。また、被災者の市営住宅への受け入れや被災地の児童・生徒の転入学等の受け入れ等を積極的に進めるなど、地震発生直後から今日に至るまで、想定し得る精いっぱいの支援活動を行ってまいったところであります。今後とも、被災地等との連絡を密にしつつ、でき得る限りの支援を行ってまいる所存でありますので、引き続き御協力のほどよろしくお願いいたします。 なお、義援金につきましては、2月27日現在で、市民皆様方から3,550万円、市議会議員及び市職員等から690万円の御協力をいただきました。 さて、平成7年は、戦後50年という大きな節目の年であります。現在もなお、世界各地では、民族や宗教的対立による地域紛争が続発しておりますが、こうした紛争が解決され一日も早く恒久的平和が樹立されることが望まれるところであります。 また、これまで世界平和の受益者として自由貿易により繁栄してきた我が国も、政治的には、いわゆる55年体制が崩壊し、細川政権が誕生して以来、1年間のうちに一国の首相が3人もかわるという激動の中にあり、先の見えない状態はまだまだ続くものと思われます。 一方、経済面においては、バブル崩壊後の長引く景気の低迷がここに来て、ようやく景気回復への兆しを見せており、早期に明るさが広がることを期待しております。 こうした我が国の政治、経済の動向は、我々地方自治体市民皆様方の日常生活と密接なかかわりを持つところですが、目前に迫った21世紀を目指し、このような内外の激しい変化に柔軟に対応しながら、市長は市民への最高の奉仕者であるとの精神のもとに、懸命に努力をしていく所存でございます。 中四国地方においては、今世紀中に瀬戸大橋に続き、神戸─鳴門、尾道─今治ルートが完成し本四3橋時代を迎えるとともに、陸上部では南北軸となる中国横断道が完成します。日本海・瀬戸内海・太平洋と気候も風土も文化も違う3つの海を結ぶ大動脈が開通すれば、倉敷地域山陽自動車道中国自動車道の東西軸との一大クロスポイントとなり、その拠点性も飛躍的に向上することになります。この恵まれた条件を最大限に生かしながら、広域的な交流拠点施設の整備を進め、国際化時代を展望した瀬戸内文化圏の形成に先導的な役割を果たしていきたいと考えております。 現在、我が国では高齢化や核家族化の進行、生活意識の変化、価値観の多様化などを背景に、福祉ニーズが増大かつ多様化しているところであり、高齢者や障害を持った方々を初め、だれもが生きがいを持って安心して暮らせる、真に豊かさの実感できる社会の実現が急務となっております。このため、これまでも全国に先駆けて保健福祉局を設置し、福祉関連予算の大幅なアップを図るなど市民福祉の向上に努めてまいったところですが、行政と市民が一体となって健康福祉の町づくりを推進するための拠点となる総合保健福祉センター構想づくりなどを進めつつ、今後とも市政の最重点課題の一つとして、福祉施策の一層の充実を図ってまいる所存であります。また、信頼と愛情に基づいた、温かい心を基調として、家庭教育、社会教育との連携のもとに、次代を担う心身ともに健全な児童・生徒の育成に努めるとともに、21世紀に向けて社会の変化に主体的に対応できる心豊かな市民活動の高揚を図るため、これまで以上に強力に教育関連施設の充実に努めるなど、福祉、教育の一層の充実を柱として、引き続き夢のある倉敷の実現に向けて、市政運営に渾身の努力を傾注してまいる所存でございます。 以上、新年度に臨み、私の基本姿勢を申し述べましたが、これらを踏まえ、次の4点を重点施策として推進してまいります。 まず第1点は、「21世紀にふさわしい中核都市づくり」であります。 目前に迫った21世紀は、地方分権化の流れが次第に加速し、個性ある町づくりが可能になってくるとともに、地域間格差がさらに拡大していくことが予測されています。こうした時代に「豊かさ」と「潤い」が実感でき、「活力」に満ちた、真の瀬戸内の中核となる都市を構築するためには、本市の持つ地理的、歴史的特性を最大限に生かしながら、40万都市としての拠点性が発揮できる、交通基盤や都市基盤などの社会資本の整備を効率的かつ積極的に展開していく必要があります。 倉敷駅周辺に40万都市の顔としてふさわしい、魅力と活力あふれる都市空間を創造します。駅北地区においては、文化性とアミューズメント性を兼ね備えた新しい都市型公園であるチボリ公園を核として、駅前広場やペデストリアン・デッキ、幹線道路などの都市基盤整備を進めるとともに、駅南側においても倉敷駅前東地区市街地再開発事業などにより、商業・業務等都市機能の集積を図ってまいります。また、JR山陽本線等倉敷駅周辺の連続立体交差事業を促進し、南北市街地の一体化と面的な広がりのある都市拠点の構築を図ってまいります。 新幹線の停車する新倉敷駅周辺においては、新倉敷駅南第一・第二土地区画整理事業など都市基盤整備を推進してまいります。 市民にとって快適で住みよい都市を形成していくためには、その根幹となる都市施設の整備が重要な課題であります。道路整備につきましては、本市の基幹道路となる三田・五軒屋・海岸通線の平成7年度中の全線開通を目指すとともに、生坂・二日市線など倉敷外環状線高速道路インターチェンジから市街地へのアクセス道路の整備を促進してまいります。また、今春開園する岡山県倉敷スポーツ公園周辺道路など、市民の日常生活や産業活動を支える幹線道路や生活道路について計画的に整備を行ってまいります。 高齢化社会に向けて、健康で文化的な生活を営むに足る居住環境の整備が必要です。今春完成し、入居が始まる水島幸町団地など今後も公営住宅の建設に努めてまいります。また、自然との触れ合いや、花と緑、水辺空間などをテーマとした特色ある公園を計画的に整備し、「潤い」と「安らぎ」のある都市の建設を目指してまいりたいと存じます。 先日の兵庫県南部地震は、死者5,000人を超える戦後最大の惨事となりました。水島コンビナートを抱える本市にとりましても、都市型災害に対する防災体制の再検討が不可欠であります。このたびの大震災で得た教訓を生かし、国、県の防災計画の基本的な見直しを踏まえながら、一貫性のある総合的な防災計画の見直しを図りつつ、緊急出動に備えた体制の充実強化を図るため、消防局と倉敷消防署の合同庁舎を移転新築し、緊急通信指令施設や救急体制の一層の高度化を推進するとともに、市民防災センターを設置し、市民の防災意識の高揚に努めるなど、災害に強い町づくりの実現に向けて積極的に取り組んでまいります。また、公害監視・調査業務の充実を図り、その発生源対策に努めてまいります。 健康で文化的な生活を確保する上で、清潔な町づくりは基本的な課題であり、特にごみ処理の問題につきましては、質の多様化と量の増加への対応が行政の最重要課題の一つとなっております。昨年12月から新たに水島清掃工場が稼働いたしましたが、今後も収集運搬車両基地など、ごみ処理・処分施設の計画的な整備を行うとともに、資源のリサイクルを図るための資源物選別施設の建設を推進し、市民・事業者の皆様の御協力をいただきながら、5種分別収集などによるごみの減量化や再利用、資源化に積極的に取り組んでまいります。 第2点は、「心豊かな人間都市づくり」であります。 生涯を通じてすべての市民が、家庭や地域で温かい連帯感に結ばれ、心身ともに健康で生きがいと喜びを持って暮らすことができる、住民本位の地域社会をつくることが何よりも大切であります。 21世紀にかけ一層進行する高齢化への対応につきましては、「倉敷市老人保健福祉計画」に基づき、保健、福祉などのサービスを総合的かつ計画的に推進してまいる所存でございます。特に在宅福祉の一層の向上を図るため、登録型ホームヘルプサービス高齢者住宅改造費の助成、入浴促進事業の充実を推進してまいります。また、高齢者の方々が各種保健福祉サービスを利用しやすいようにするための保健福祉ガイドブックを作成し配布いたします。 障害者や高齢者を含むすべての人々が生涯を通じて、安心して生き生きと生活できる環境づくりを目指し、倉敷駅周辺をモデル地区とした「やさしいまちづくり総合計画」を策定し、公共施設の改善を図るほか、「倉敷市地域福祉基金」の充実等により、高齢者や障害者の方々を地域で支え合うためのボランティアの育成、支援や、健康・生きがいづくりを積極的に推進するなど、いわゆる「社会的弱者」に温かい配慮をした諸施策を推し進めてまいります。 核家族化少子化等子供を取り巻く環境が大きく変化する中で、次の世代を担う子供たちが心身ともに健全に育つ地域社会を構築することが求められております。このため「仮称倉敷市こどもの環境づくり推進協議会」を設置して、家庭や地域における養育環境整備総合的計画を策定するとともに、子供に優しい町づくりを推進してまいります。また、都市化の進展に伴う保護者の就労形態の多様化等に対応して、保育園の保育時間延長サービス病気回復期の児童を預かる「病後児デイサービスモデル事業」など、保護者の就労と子育ての両立を支援する施策を実施してまいります。 市民一人一人にとって健康は最大の財産であり、豊かで快適な社会生活を営むための基礎となるものであります。このため、各種の健康診査の充実に努めるとともに、児島市民病院の第二病棟建設、眼科、耳鼻咽喉科の新設など一層の充実・強化を図ってまいります。また、慢性的な看護婦不足に対処するため、今年4月に倉敷看護専門学校の昼間部が開学いたします。 生涯にわたり心身の健康を保持・増進するために、体力づくりは重要であり、スポーツ、レクリエーション施設の充実を求める市民の声も高まっております。このため、既存施設の整備を行うとともに、本年10月オープン予定倉敷社会保険健康センター仮称ペアーレ倉敷」を有効に活用することとし、市民の健康意識の高揚を図ってまいります。また、市民休暇都市構想に基づく森林レクリエーション施設「ふれあいの森」の整備促進や、下津井電鉄跡地の「風の道」など、心身をリフレッシュする諸施設の充実、整備に努めてまいります。 昨年は、記録的な少雨と猛暑のため、渇水に見舞われ、本市ではかつて経験したことのない長期間の断水で、市民の皆様には多大な御苦労をおかけいたしました。将来の水需要を見きわめ安定供給を図るため、節水型の町づくりを検討するとともに、引き続き柳井原せきの建設促進を働きかけてまいります。 健康で文化的な生活環境づくりや河川等の公共用水域の水質保全のため、最も重要な都市施設である下水道の整備につきましては、「第7次下水道整備5カ年計画」の最終年度を迎えることとなりますが、引き続き市政の最重点施策の一つとして強力に推進してまいります。また、下水道の普及がおくれる地域を中心に、合併処理浄化槽の設置を積極的に推進するとともに、大規模民間住宅団地汚水処理施設の改善経費の助成などを合わせて、倉敷方式として水洗化率の総合的向上を図ってまいります。 人権の尊重につきましては、すべての人々が人間として尊重され、基本的人権が真に保障される、差別のない明るい社会づくりに努めたいと存じます。また、女性の地位向上と福祉の増進を図るため、このたび新たに策定した「くらしき女性プラン」に基づき、あらゆる分野に男女がともに参加し、ともに生き生きと暮らせる男女共同参画社会の実現を目指す施策を総合的に推進してまいります。 住みよい地域社会をつくる上で、住民相互が信頼し合い、助け合う連帯意識を醸成することは何よりも大切であります。今後とも、地域住民相互の触れ合いと連帯感を深めるためのコミュニティづくりを積極的に推進したいと考えております。 第3点は、「世界にはばたく文化都市づくり」であります。 現在の社会情勢は、物づくり中心の時代から、個々の価値、多様性を認め合い、心の豊かさや安らぎを求める時代へと変化しており、文化が地域づくりの重要なキーワードとなってきております。 そこで、倉敷らしい市民文化の創造と国際的な視野に立った文化の交流を推進するために、倉敷音楽祭や、日本の伝統工芸の心とわざを広く紹介する人間国宝展など、倉敷市文化振興財団を中心として各種事業を展開してまいります。 長年の懸案でありました4年制大学の誘致につきましては、本年4月に倉敷芸術科学大学が開学する運びとなりました。また、作陽音楽大学・短期大学につきましても平成8年4月の移転開学を目指し、幹線交通路の整備や学生宿舎の建設促進等に取り組み、大学と地域が一体となり、若者のあふれる学術、文化の拠点として、地域の活性化に努めてまいります。 また、自由時間の増大、生活様式の多様化等の社会の急激な変化の中、人生をより豊かで、生きがいのあるものにするために、市民の皆様一人一人が、生涯学び続けることが要求されています。 そのため、市民の自主的な生涯学習活動を支援するために、ライフパーク倉敷を拠点に各公民館等との連携を図り、各種講座・講演会など学習機会の拡充を図り、生涯学習の推進に努めてまいります。また、学校週5日制における学校外活動として、「いきいきパスポート」を実施し、自主的な学習機会の提供をし、豊かさやゆとりの実感できる事業を推進してまいります。 地域文化の拠点施設として、「仮称水島文化センター」の建設準備を進めるとともに、池田 遥邨画伯の業積を顕彰し、広く市民の皆様に作品を公開するため、仮称池田遥邨美術館の建設に向けて準備を行い、地域文化の向上を図ってまいります。 また、学校教育につきましては、家庭・学校・地域社会の連携をより一層深め、いじめや不登校などの解消を目指し、心の教育の充実を図るとともに、たくましさと創造力を持った心豊かな児童・生徒の育成を図ってまいります。また、玉島北中学校の建設でございますが、21世紀を目指し地域に開かれた新しいタイプの学校として、平成8年4月の開校を目途に建設に取り組んでいるところであります。 そして、来る3月5日には、いよいよ県民待望の岡山県倉敷スポーツ公園が開園いたします。この中心施設となるマスカットスタジアムは、3万人収容の観客席を持つ中四国屈指のグレードの高い球場であり、アトランタオリンピックアジア地区予選を初めとして数々の記念行事を予定しており、倉敷の新しいスポーツ情報の発信拠点として、重要な役割を担っていくことを期待しております。また、本年は、全国ジュニアオリンピック夏季水泳競技大会の水球競技や全国高等学校総合体育大会ハンドボール競技を実施いたします。 国際交流につきましては、各種交流事業を通じ、市民レベル国際交流を促進するとともに、各姉妹都市との交流の一層の促進を図りながら、新たな友好都市として中国の都市との友好都市提携に向けて調査・研究をしてまいります。 第4点は、「若さと創造の活力都市づくり」であります。 景気の長期低迷による企業活動の縮小や個人消費の低迷に加え、消費者ニーズの変化に伴い、生産体制の見直し、価格破壊、経済のボーダーレス化など、商工業を取り巻く環境は厳しい状況にあり、労働環境の整備と人材の育成、国際化の進展と地球環境問題への対応など、新しい経営形態の展開が求められております。 そこで、商業につきまして、にぎわいと魅力ある商店街づくりのために、各地域の商業近代化事業への支援を初めとして消費者に魅力ある商業施設の建設を推進し、地域の活性化を図ってまいります。 また、豊かな緑と美しい自然に溶け込んだ環境に優しい「緑の中の工場公園」を目指して、少量高付加価値を主眼に、魅力ある創造的な職場環境の創造や異業種ジョイントによる新製品の開発を目指した「倉敷クリエイティブパーク」の造成を行い、地場産業の振興と倉敷ブランドの創造に努めてまいります。 本市の代表的な地場産業である繊維産業の振興を図るため、新素材・新技術による新製品の研究開発、市内繊維企業への最新の情報提供、人材育成事業などを行う「倉敷ファッションセンター」の建設を促進し、繊維産業等の研究開発や新商品開発の支援をしてまいります。 また、水島地域の住民と若者に魅力ある交流拠点として、平成8年夏の完成を目指して「仮称水島サロン」の建設に引き続き取り組むとともに、利用者の立場に立った管理運営計画づくりを進めてまいります。 観光につきましては、近年のライフスタイルの多様化や山陽自動車道などの高速交通網の整備により、通過型観光になりがちでありますが、地域経済への波及効果を高めるためにも、観光客の滞留性を高める等、滞在型観光をより一層推進していく必要があります。 そのため、平成9年のチボリ公園の開園に向けて、グレードの高い都市型ホテルの誘致、国民宿舎「良寛荘」の改築を初めとする各種観光施設の整備、大都市への観光宣伝隊の派遣や観光キャンペーンの実施、外国人観光客の増加を図るため、ソウルでの韓国国際観光展への出展などを行ってまいります。市内各地において祭り、花火大会、イルミネーション等観光イベントを積極的に実施して、市内の観光地への入り込み客の増大を図ってまいります。 また、コンベンションビューロー推進協議会を中心に、各種コンベンション情報の収集、調査・研究及びコンベンションの誘致活動を推進するとともに、市内宿泊施設の設置への助成をすることにより、宿泊客の増加を図ってまいります。 次に、農林水産業についてでありますが、ガット農業交渉における米市場の部分開放、農業従事者の高齢化など厳しい環境にありますが、自然に親しみ国土の保全・確保に寄与できる魅力とやりがいのある職業として、他産業従事者並みの所得水準の確保を図っていく必要があります。 そのため水田営農活性化対策の推進や農道、水路、ため池の改良及び改修をしてまいります。また、漁場の有効利用及び漁業経営安定のための魚礁の設置や種苗放流により水産資源の増殖と栽培漁業の拡充を図ってまいります。 以上、平成7年度の市政運営につきまして、基本方針を申し述べましたが、地方行財政を取り巻く環境はますます厳しい状況にあり、本格的な高齢社会の到来を間近に控え、情報化、国際化の進展など社会経済情勢の変化に対応し、来るべき地方分権の時代にふさわしい簡素で効率的な行政システムを確立するため、行政改革推進委員会を設置し、行政改革を強力に推進してまいります。本市が21世紀に向けて活力に満ちた魅力ある地域社会を築き上げていくために、私以下全職員が一丸となって渾身の努力を傾注してまいる所存でありますので、議員各位並びに市民皆様方の深い御理解と御協力をお願い申し上げます。 次に、平成7年度の当初予算案につきまして御説明申し上げます。 バブル崩壊後、長いトンネルの中にあった景気も、やっと回復の兆しが見えてまいりました。しかしながら、景気回復の足取りは極めて鈍く、平成7年度も深刻な歳入不足が見込まれ、国、地方を通じて引き続き厳しい財政運営を余儀なくされる状況にあります。こうした中にあって、国の平成7年度一般会計予算案は、前年度当初に比べ2.9%の減少と超緊縮型の編成となっております。 このような厳しい状況の中ではありますが、地域の総合的な行政主体であります地方自治体には住民に身近な社会資本の整備、少子・高齢化等に対応した保健福祉施策の充実、魅力と活力に満ちた生活者重視町づくりなど、21世紀を控え新たな時代の要請に的確に対応できるような施策の推進が強く求められております。私はこうした今後の地方自治体の進むべき方向と役割を十分認識し、限られた財源の中、歳出の徹底した節減合理化を図りながら、市民一人一人の生活の質の向上を目標に、真に必要な施策に必要な財源を重点的に配分した予算編成といたしております。 まず、各会計の予算規模は、   一  般  会  計   1,474億4,500余万円   特  別  会  計    951億1,400余万円   財 産 区 会 計     1億2,300余万円   企  業  会  計    761億9,500余万円   合       計   3,188億7,800余万円となっております。 このうち、一般会計から御説明申し上げます。 景気は緩やかな回復基調にはあるものの、まだ市税収入には反映されず、加えて個人市民税の減税もあり、税収は3年連続横ばいとなる見込みであります。また、貴重な財源であります競艇事業収入も落ち込むなど、本市の財政は依然として厳しい状況が続くものと思われます。一方、歳出では保健福祉、教育、防災対策などの充実や、継続中の大型プロジェクトへの対応等に加えて義務的経費の増加などもあり多額の財源不足が生じており、このためやむを得ず財政調整基金や市債の活用などで補てんすることといたしました。 この結果、一般会計総額では、前年度当初対比で0.2%増の予算となっております。 なお、当初予算は市長選挙の関係で通年型骨格予算としており、経常経費については年間分を、政策的経費については緊急を要する経費や、倉敷駅北開発事業などの継続的事業を中心に計上いたしております。とりわけ、市民生活に関連の深い施策につきましては、新規事業といえども当初予算に積極的に計上したほか、道路、水路、学校等の施設維持補修費につきましても重点的に財源の配分をするなど、きめ細かい施策に知恵と工夫を凝らしております。なお、今回計上を見送った経費につきましては、今後事業の重要性、緊急性、財源の状況などを見きわめながら補正予算を考えてまいりたいと存じます。 厳しい財政環境にはありますが、今後とも健全財政堅持を基本に、市税等の収納率向上はもとより国・県補助金等の特定財源の確保に努め、中長期的視野に立った適切な財政運営に努めてまいる所存であります。 次に、主な特別会計につきまして御説明申し上げます。 公共用地先行取得事業特別会計では、公債費の繰上償還金など11億2,600余万円を計上いたしております。 下水道事業特別会計では、管渠工事費を中心に250億3,300余万円の事業費を計上いたしております。なお、これによりまして第7次下水道整備5カ年計画の事業費総額は1,080億円となり、当初の計画額を達成いたすことになりました。また、普及率も平成2年度末の23.9%が平成7年度末は39%になる見込みで15.1%上昇いたします。これに合併処理浄化槽を加えた、いわゆる倉敷方式の普及率では46.5%となる見込みであります。 国民健康保険事業特別会計では、一般被保険者の医療費の伸び率を1人当たり3.6%と見込み、保険給付費、運営費など総額で207億7,800余万円を計上いたしております。なお、保険料につきましては、別途、関係条例の改正をお願いいたしておりますが、保険料率及び限度額は前年度どおりに据え置くよう措置いたしております。 新倉敷駅南第一土地区画整理事業特別会計では、事業の早期完成に向け道路築造費及び家屋移転補償費など15億100余万円を計上いたしております。 次に、新倉敷駅南第二土地区画整理事業特別会計につきましては、新倉敷駅前通線の平成8年度暫定開通を目指し、道路築造費など3億4,100余万円を計上いたしております。 老人保健医療事業特別会計では、6.2%増を見込んだ医療給付費など335億2,400余万円を計上いたしております。 このほか、農業共済事業特別会計、児島港湾事業特別会計、住宅新築資金等貸付特別会計、交通災害共済事業特別会計及び企業団地造成事業特別会計につきましても、それぞれ所要額を計上いたしております。 次に、財産区会計では26財産区につきまして、それぞれ管理費を中心に地域の集会所への助成、基金積立金など所要の経費を計上いたしております。 次に、各企業会計につきまして御説明申し上げます。 水道事業会計では、本年度の業務量は、給水戸数15万700戸、給水人口43万5,000人、年間総給水量は7,040万立方メートルを予定し予算を計上いたしております。 なお、昨年の異常渇水で節水意識の高揚が図られるなど、給水収益に大幅な減少が見込まれ、本年度は5億7,700余万円の予定損失を生じる見込みであります。 児島モーターボート競走事業会計では、本年度の業務量は年度間開催日数を156日とし、1日平均にして入場人員5,700人、舟券売上額3億6,300万円、返還金額500万円を予定し予算を計上いたしております。 これにより、予定利益は37億7,500余万円となる見込みで、このうちから一般会計へ37億円を繰り出すことにいたしております。 児島市民病院事業会計では、本年度の業務量は1日当たり入院患者数175人、外来患者数345人を予定し予算を計上いたしております。しかし、国の診療報酬の抑制方針等により、収入に大きな伸びが見込めず、一方、人件費の上昇などが経営を圧迫し、3億6,600余万円の予定損失を生じる見込みであります。 次に、観光事業会計では、本年度の業務量は3施設あわせて1日平均売上額170万円を予定し予算を計上いたしております。 この結果、本年度は1億1,400余万円の予定損失を生じる見込みであります。 以上、市政運営に臨む私の基本姿勢、重点施策及び予算編成の基本的な考え方などにつきまして、その概要を申し上げました。 次に、条例の制定議案につきまして御説明申し上げます。 議案第45号 倉敷市行政改革推進委員会条例の制定については、社会経済情勢の変化に対応した簡素にして効率的な市政の実現を推進するため、倉敷市行政改革推進委員会を設置するためのものであります。 議案第46号 政治倫理の確立のための倉敷市長の資産等の公開に関する条例の制定については、国会議員の資産等の公開の措置に準じ、倉敷市長の資産等の公開について定めるためのものであります。 議案第47号 外国の地方公共団体の機関等に派遣される職員の処遇等に関する条例の制定については、国際協力等の分野で地方公共団体が果たす役割が増大していることにかんがみ、外国の地方公共団体の機関、外国政府の機関等の業務に従事するために派遣される職員の処遇等について定めるものであります。 議案第48号 倉敷市こどもの環境づくり推進協議会条例の制定については、倉敷市の次代を担う児童が心身ともに健やかに成長していくよう、生活環境に応じた保育の充実と地域における養育環境づくりの事業を推進し、児童福祉の向上を図るため、倉敷市こどもの環境づくり推進協議会を設置するものであります。 次に、条例の改正議案につきまして御説明申し上げます。 議案第49号 倉敷市青少年育成センター条例の改正については、青少年育成センターの所管を教育委員会に移管するためのものであります。 議案第50号 倉敷市職員の育児休業等に関する条例の改正については、女子教育職員、看護婦等を対象とする育児休業給を廃止するためのものであります。 議案第51号 特別職の職員で非常勤のものの報酬および費用弁償に関する条例の改正については、倉敷市行政改革推進委員会及び倉敷市こどもの環境づくり推進協議会の設置に伴い、各委員の報酬及び費用弁償について定めるためのものであります。 議案第52号 倉敷市職員の特殊勤務手当に関する条例の改正については、行政組織改革に伴い、規定の整備を行うためのものであります。 議案第53号 退職年金等の年額の改定に関する条例の改正については、地方公務員等共済組合法の改正に準じて、通算退職年金等の年額を改定するためのものであります。 議案第54号 倉敷市福祉センター条例の改正については、倉敷市福祉センター駅前別館を廃止する等のためのものであります。 議案第55号 倉敷市老人憩の家条例の改正については、倉敷市南浦憩の家を設置するためのものであります。 議案第56号 倉敷市母子家庭医療費給付条例の改正については、医療保険制度が改正され、訪問看護事業の対象者が医療保険各法の被保険者等まで拡大されたことに伴い、母子家庭の在宅医療のより一層の推進を図るためのものであります。 議案第57号 倉敷市高齢者年金条例の改正については、高齢者年金の支給要件に国民年金法の規定に基づく老齢福祉年金の受給権者であることを加えるとともに、受給権者の死亡によりその遺族が行う未支給年金の申請手続期間を2年間と定める等のためのものであります。 議案第58号 倉敷市重度心身障害者医療費給付条例の改正について及び議案第59号 倉敷市老人医療費給付条例の改正については、医療保険制度が改正され、訪問看護事業の対象者が医療保険各法の被保険者等まで拡大されたことに伴い、重度心身障害者の在宅医療、老人の在宅医療のより一層の推進を図るためのものであります。 議案第60号 倉敷市国民健康保険条例の改正については、国民健康保険法等の改正に伴い、一般被保険者に係る保険料の賦課総額の算定基準の変更及び規定の整備をし、並びに国民健康保険料の賦課割合を改定するためのものであります。 議案第61号 倉敷市農産漁業近代化等助成条例の改正については、農業後継者資金の貸付対象者の範囲を広げることにより、本市農業の振興を促進するためのものであります。 議案第62号 倉敷市住宅新築資金等貸付条例の改正については、国の定める住宅新築資金等貸付要領の改正に伴い、住宅新築資金及び住宅改修資金の貸付限度額を引き上げるためのものであります。 議案第63号 倉敷市奨学金貸付条例の改正については、奨学金の返還の開始時期を早め、奨学生の返還に対する意識を高めることにより、奨学金の返還を促すためのものであります。 議案第64号 倉敷市民学習センター条例の改正については、市民の会議室の利用の増加に伴い、特別会議室を貸し室として取り扱うためのものであります。 議案第65号 倉敷市公民館条例の改正については、市民の会議室の利用の増加に伴い、研修室及び相談室を貸し室として取り扱い、あわせて規定の整備をするためのものであります。 議案第66号 倉敷市教育集会所条例の改正については、林教養館の事業と児島民主会館の事業を統合して児島民主会館で実施することに伴い、林教養館を廃止するためのものであります。 議案第67号 倉敷市火災予防条例の改正については、危険物の規制に関する政令の改正に伴うタンクの水張り検査等の手数料の額の改定及び消防法の改正に伴う罰金の上限の変更をするためのものであります。 議案第68号 倉敷市成羽保養所条例の改正については、倉敷市成羽保養所の管理を成羽町に委託するためのものであります。 議案第69号 倉敷市市営企業条例の改正については、病院事業の診療科目に眼科及び耳鼻咽喉科を加える等のためのものであります。 議案第70号 倉敷市水道企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の改正については、外国の地方公共団体の機関等の業務に従事するために派遣される職員の給与について定めるため及び育児休業給を廃止するためのものであります。 次に、事件議案につきまして御説明申し上げます。 議案第71号 路線の廃止について及び議案第72号 路線の認定については、道路台帳の補正等を行うためのものであります。 議案第73号 モーターボート競走施行に関する事務の受託に関する協議については、競艇事業収益の均てん化の構想に基づき、昭和50年6月以来行っている備南競艇事業組合のモーターボート競走施行に関する事務を引き続き受託するためのものであります。 議案第74号から議案第84号までのモーターボート競走施行に伴う勝舟投票券場間場外発売の事務の受託に関する協議については、本年5月に浜名湖モーターボート競走場において開催される第22回全国モーターボート競走会連合会会長笹川賞競走など、平成7年度中に開催される特別競走に係る勝舟投票券場間場外発売の事務を浜名湖競艇企業団など9施行者からそれぞれ受託するためのものであります。 議案第85号 モーターボート競走施行に伴う勝舟投票券場間場外発売の事務の委託に関する協議については、児島モーターボート競走場において、本年11月に開催される倉敷市営児島競艇開設43周年記念特別競走に係る勝舟投票券場間場外発売の事務を宮島競艇施行組合外2施行者に委託するためのものであります。 以上、ただいま御上程いただきました諸議案につきまして、その概要を御説明申し上げましたが、なお詳細につきましては、お手元に配付の議案その他参考資料により御質問いただき、私または関係者から御説明申し上げたいと存じます。 何とぞ御審議の上、適切なる御議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(金谷光夫君) 説明を終わります。 暫時休憩いたします。            午前10時55分  休 憩            ~~~~~~~~~~~~~~~            午前11時 9分  開 議 ○議長(金谷光夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、平成7年度当初予算歳出の補足説明を求めます。松尾総務局長。            (総務局長  松尾 武司君  登壇) ◎総務局長(松尾武司君) それでは、平成7年度当初予算のうち歳出につきまして、お手元に配付いたしておりますこのオレンジ色の表紙の「平成7年度当初予算案の概要」に基づきまして、関係者から新規事業、重点事業につきまして補足説明をいたします。 まず初めに、総務局関係につきまして御説明いたします。 2ページをお開きください。総務費の中で、平和に関する事業関係経費につきましては、戦後50周年記念事業として広島平和公園、大久野島に小・中学生を派遣する経費、また夏休み平和映画会、戦災の記録展等を行う経費であります。 次に、事業名欄3行目、女性政策関係経費につきましては、女性問題に関する意識啓発のための女性フォーラム開催経費、女性情報誌の発行経費、また女性の人材育成のための女性大学開催経費等であります。 次に、青少年健全育成関係経費につきましては、青少年の健全育成に対する市民意識の高揚を図るため、青少年健全育成推進大会の経費、また地域、学校、年齢の異なる青少年が夏休みに生活体験をともにする明日をつくる青少年活動事業経費であります。 次に、下から3行目、行政改革推進関係経費につきましては、行政改革大綱の策定に当たり、各種団体の代表者、学識経験者等による行政改革推進委員会を設置し、その提言をいただくための会議費等であります。 次に、職員海外研修費につきましては、職員の国際感覚を涵養するとともに、滞在地の行政制度などを学ばせるためのものであります。 次に、16ページをお開きください。公債費につきましては、下から1行目、長期債の元金償還金と支払い利子並びに一時借入金の利子であります。 なお、平成7年度末の市債残高は1,023億8,131万1,000円となる見込みであります。 次に17ページでございますが、諸支出金で倉敷市土地開発公社経費並びに財団法人倉敷市開発公社経費につきましては、公共用地の先行取得等のため委託事業に係る事務委託料のほか、貸付金及び公社債の償還金等の補てんのための経費であります。 なお、その他の事項につきましては、ただいまごらんの平成7年度当初予算案の概要を御参照いただきたいと存じます。 以上をもちまして総務局関係の説明を終わります。 ○議長(金谷光夫君) 窪津市長公室長。            (市長公室長  窪津 悟君  登壇) ◎市長公室長(窪津悟君) 市長公室関係について御説明いたします。 3ページをお開きください。まず、上から1行目、倉敷国際姉妹都市提携委員会補助金につきましては、毎年姉妹都市を対象に各種交流事業を行っておりますが、青少年の派遣、受け入れを初めとするこれまでの交流事業のほかに、サンクトペルテン市へ青少年を派遣するものであります。 次に、国際交流基金事業費につきましては、倉敷市国際交流基金5億2,800万円の利子相当分に金利低下による不足分を補い、市民と外国人の交流を目的とした倉敷国際ふれあい広場、中学生、高校生を対象にした倉敷イングリッシュキャンプを初め民間団体が実施する各種国際交流事業に助成をするものであります。 次に、国際交流事業費につきましては、英語版の倉敷市市勢概要を作成する費用及び市内の大学で学ぶ私費留学生支援事業として、生活費を助成するものであります。 以上をもちまして市長公室関係の説明を終わります。 ○議長(金谷光夫君) 守谷企画局長。            (企画局長  守谷 麗君  登壇) ◎企画局長(守谷麗君) 企画局関係について御説明いたします。 3ページをお開きください。上から4行目、コンピュータ等運用経費につきましては、コンピュータ、パソコン、ワープロ等の借上料並びにこれらの適正な維持管理を行い、電算システムの安定運用の一層の効率化を図るための経費であります。 次に、システム開発経費につきましては、平成9年度に予定されている固定資産の評価替えを支援するシステム開発などの経費であります。 次に、コンピュータ安全対策経費につきましては、コンピュータシステムの安全性と信頼性を確立し、情報伝達量の増加に対処するため、光ファイバーケーブルによる情報通信網、いわゆるLANシステムを構築し、情報通信の高速化、システム化を図るものであります。 次に、倉敷市芸文館管理運営費につきましては、芸文館並びに大山名人記念館の施設管理及び運営を倉敷市文化振興財団に委託するためのものであります。 次に、総合計画策定経費につきましては、平成8年度から12年度の5カ年を計画期間とする倉敷市第4次総合計画後期基本計画の計画書作成委託料などであります。 次に、まちづくり推進事業費につきましては、女性の持つ豊かな感性や日常の生活体験に基づく身近な視点からの意見や提案を町づくりに生かす「らしさの花咲くまちづくり事業提案集」作成経費などであります。 続いて、4ページをごらんください。財団法人倉敷市文化振興財団運営補助金につきましては、多くの方々に身近なところで音楽、演劇、美術など多彩な芸術、文化に親しんでいただくとともに、市民文化の振興を図るための事業を倉敷市文化振興財団が企画実施していくためのものであります。 次に、仮称水島サロン建設事業費につきましては、水島地域の活性化を図るための交流拠点整備として、岡山県と協力して建設を進めるための負担金であります。 次に、岡山県倉敷スポーツ公園開園記念事業費につきましては、来る3月5日に開園する岡山県倉敷スポーツ公園の開園を記念して、岡山県と協力して各種の記念事業を行うための負担金であります。 次に、公聴広報費につきましては、市の施策や事業を市民の皆様にわかりやすくお知らせしていくための広報紙発行経費と、市政テレビ番組制作費であります。 次に、集会所設置費補助金及びコミュニティづくり推進事業費につきましては、小学校区の集会所及び町内会等の地域集会所の設置費、小学校区を単位としたコミュニティ組織の育成と活動を助成するものなどであります。 次に、統計調査費につきましては、国勢調査など5調査の経費であります。 次に、倉敷市南部研究学園地区建設事業費につきましては、今春開学する倉敷芸術科学大学校舎建設費などの経費について、平成5年度から7年度の3年間で総額50億円の補助金を交付するうち、最終年度分として10億円を補助するものであります。 次に、倉敷市西部研究学園地区建設事業費につきましては、作陽音楽大学の誘致に伴い、平成7年から9年度の3年間で総額50億円の補助金を交付するうち、今年度分として10億円を補助するものでございます。 最後に、チボリ公園事業費につきましては、平成6年度から8年度の3年間でチボリ・ジャパン社へ総額15億円の出資をするうち、今年度分として5億円を出資するものであります。 以上をもちまして企画局関係の説明を終わります。 ○議長(金谷光夫君) 中村市民局長。            (市民局長  中村 治次君  登壇) ◎市民局長(中村治次君) 市民局関係について御説明いたします。 7ページをお開きください。まず、下から5行目の市民生活総務費のうち、国民健康保険事業特別会計繰出金は保険料を前年度と同率に据え置くとともに、低所得者に対する保険基盤安定制度並びに平成4年度から創設された国保安定化支援事業及び事務費等へ充当するものであります。 次に、下から1行目、戸籍事務電算管理システム導入事業費につきましては、平成6年12月1日に戸籍法が改正され、電子情報処理により戸籍事務を処理することが可能となったため、プロジェクトチームを設置して検討するための調査費であります。 8ページをお開きください。交通対策費につきましては、第2次交通戦争と言われる現在、市民一人一人の交通安全意識の高揚及び市民の安全確保を図るための交通安全対策協議会等への補助金、また違法駐車防止対策、放置自転車対策、交通安全運動などの施策を実施するための経費並びにカーブミラー等設置委託料であります。 次に、下から3行目の環境衛生関係補助事業費につきましては、ゴミステーション整備費補助金等であります。 次に最後の行、合併浄化槽設置奨励事業費につきましては、家庭雑排水による河川等の水質汚濁を防止し、公共用水域の水質保全と水洗化による生活環境の改善を図るため、合併処理浄化槽の設置者に対して助成を行うための補助金であります。 9ページに入りまして、生活排水対策事業費につきましては、児島湖流域実践モデル地区として郷内川流域を定め、蛍など自然環境の保全も考慮した環境保全推進計画の策定に係る委託料であります。 上から3行目の自然保護啓発事業費につきましては、自然保護啓発用の小冊子の作成や探鳥案内板の更新を行うものであります。 2行下の自然環境保全事業費につきましては、良好な自然が残っている一方、廃棄物等の投棄による環境への影響が心配される由加山地域の自然環境について調査を進めるものであります。 次に、ごみ減量化対策事業費のうち、協力団体報奨金は再生資源物の集団回収を行う市民団体の活動を奨励するための報奨金であります。簡易焼却炉及びコンポスト容器購入費補助金は、家庭系ごみの自家処理を推進するためのものであります。また、啓発事業としてはリサイクルフェアー開催委託料、新たに小学生向けの副読本の作成費等であります。さらに、資源物選別所設計等委託料は、5種分別収集地区の拡大を図るため、資源ごみを選別、ストックする施設を建設するためのものであります。 以上で一般会計の説明を終わります。 続きまして、特別会計の御説明をいたします。 18ページをお願いいたします。特別会計のうち、上から3行目の国民健康保険事業につきましては、本年度医療費の伸びは3.6%を見込んでおります。これを賄う保険料については、国庫支出金を最大限に見込み、平成5年度からの繰越金6億5,230万円、一般会計から国保安定化支援事業4億8,000万円、さらに保険料軽減対策の1億1,500万円の繰り入れをし、保険料率を据え置いております。 次に、下から3行目の交通災害共済事業につきましては、共済見舞い金等の経費であります。 以上をもちまして市民局関係についての説明を終わります。 ○議長(金谷光夫君) 足利保健福祉局長。            (保健福祉局長  足利 聖治君  登壇) ◎保健福祉局長(足利聖治君) 保健福祉局関係について御説明いたします。 5ページをお開きいただきたいと思います。民生費のうち、社会福祉総務費の主なものは、母子家庭医療費及び地域福祉基金事業費、老人保健医療事業特別会計繰出金でございます。 次に、総合福祉事業団運営費につきましては、軽費老人ホームなど45施設の管理運営費、施設修繕料並びに憩の家等の施設改修工事費であります。 心身障害者福祉費の主なものは、特別障害者手当及び重度心身障害者医療費などでありますが、平成6年度から取り組んでおります障害者や高齢者にやさしいまちづくり推進事業費は、障害者や高齢者ができる限り住みなれた地域で生活が送れるようにするため、「やさしいまちづくり総合計画」の策定、住民等に対する広報、啓発等を行うものであります。また、総合計画に基づき、既存の公共施設の改造、改善をモデル的に平成7年度、8年度の2年間で整備することとしております。 身体障害者福祉費につきましては、身体障害者の施設措置委託料及び在宅重度身体障害者に対するホームヘルプサービス事業費、補装具給付費などでございます。 精神薄弱者福祉費につきましては、精神薄弱者の施設措置委託料及び在宅福祉対策事業委託料、グループホーム事業費補助金などでございます。 続いて、6ページをお開きいただきたいと思います。老人福祉総務費の主なものは、要援護高齢者に対するホームヘルプサービス事業費、デイサービスセンター、在宅介護支援センター運営委託費及びシルバー人材センター運営費補助金、高齢者住宅改造費補助金などでございます。 高齢化対策事業費のうち、新たに計上しております保健福祉ガイドブック作成費及び保健福祉施策啓発・普及用パネル作成費は、老人保健福祉計画に盛り込まれた各種保健・福祉施策を多くの市民に知っていただき、利用の促進を図り、計画を着実に進めるためのものでございます。 老人生きがい対策費の主なものは、公園等の清掃委託費404カ所及び老人クラブ507クラブと倉敷市老人クラブ連合会に対する補助金などでございます。 老人福祉施設費につきましては、特別養護及び養護老人ホーム措置委託費及び市内の養護老人ホーム2施設の運営費でございます。 次に、児童福祉総務費の主なものは、家庭児童相談事業に要する経費、昼間、保護者のいない家庭の小学生を対象に学校その他の施設におきまして、地域住民の協力を得て児童の健全育成を行うための放課後児童対策事業委託料、児童手当等の給付事業及び平成7年度から民間の有識者に参加をお願いして新たに実施する「こどもの環境づくり推進協議会」に要する経費等でございます。この協議会において、本市の児童環境づくりを推進していくための御協議をお願いしたいと考えております。 7ページをお開きください。心身障害児福祉費につきましては、心身障害児ホームヘルプサービス事業費、心身障害児通園事業委託料及び障害児を囲む親子ふれあい事業委託料等でございます。 児童措置費の主なものは、民間保育所55園の措置委託料でございます。また、保護者の方々の多様な保育ニーズに対応するため、保育時間の延長を行う延長保育事業及び保育所での集団保育が困難な病気回復期の乳幼児を医療面でケアできる施設で短期間預かり、保護者の育児と就労の両立を支援する病後児デイサービスモデル事業を新年度から実施するため、それに要する委託料を計上しております。 次に、児童福祉施設費につきましては、公立保育園30園の運営並びに維持管理に要する経費及び上の町保育園の老朽改築に要する建設工事費等でございます。 次の生活保護費は、生活保護法に基づく生活扶助費、医療扶助費等の義務的経費でございます。 8ページをお開きください。衛生費のうち、保健部関係でありますが、まず保健衛生総務費の主なものは、看護婦養成機関補助金及び精神障害者共同作業所助成事業費であります。 次に、児島市民病院事業会計援助費は、運転資金としての貸付金2億円と公営企業繰出基準に基づく繰出金等で6億2,410万7,000円を助成するものでございます。 乳幼児医療費は、乳幼児の健康保持、増進を図るため、2歳未満の乳幼児が医療機関にかかった際の医療費の一部を助成するものでございます。 保健事業対策費は、老人保健法に基づく健康診査等の経費及び脳卒中後遺症や老化等による寝たきり予防を図るための事業に要する経費であります。 また、婦人の健康づくり推進事業として、骨粗鬆症健康診査委託料等も計上いたしております。 次に、予防接種費につきましては、予防接種法の改正に伴いまして、これまでの集団接種から乳幼児等が医療機関で接種する個別接種への移行に要する経費でございます。 公害健康被害補償費は、公害健康被害者の救済に必要な療養の給付及び療養費、障害補償費等7種類の補償給付を行うための経費が主なものであります。 以上で一般会計の説明を終わります。 続きまして、特別会計の説明に移らしていただきます。 19ページをお開きください。1行目の老人保健医療事業につきましては、老人保健法に基づき医療給付を行うもので、本年度も医療費の伸び等の要因によりまして、前年度当初予算に比べ約19億6,500万円の増加となっております。 次に、一番下の児島市民病院事業会計について御説明いたします。 平成7年度の業務量は、本年4月の第二診療棟の完成により新設する眼科及び耳鼻咽喉科の患者を含め1日当たり入院患者数175人、外来患者数345人、総延べ患者数16万5,825人を見込んでおります。これは平成6年度決算見込みに対し、1日当たり入院患者数は7人、外来患者数は33.8人、総延べ患者数で1万2,702人の利用増を見込んでおります。 一方、支出では薬品、診療材料等の効率的な購入及び諸経費の節減に努めるなど、必要最小限度の額を計上いたしております。しかしながら、減価償却費の増加と毎年医業収益率を上回る人件費の上昇が経営を一層圧迫しており、本年度も一般会計から1億円の助成措置をいたす予定でございます。その結果、平成7年度の収入26億5,865万8,000円に対しまして、支出30億2,556万2,000円となり、差し引き3億6,690万4,000円の純損失を生じる見込みであります。 次に、資本的支出では、フロン対策としての冷温水発生装置の設置費、既存棟改修工事費並びに医療機器購入費及び企業債償還金を計上いたしております。これらの費用の財源は、企業債及び一般会計からの繰入金を充当いたしております。 以上をもちまして保健福祉局関係の説明を終わります。 ○議長(金谷光夫君) 妹尾経済局長。            (経済局長  妹尾 隆志君  登壇)
    ◎経済局長(妹尾隆志君) 経済局関係について御説明いたします。 9ページ中ほどの労働費をごらんください。まず、労働費のうち、高齢者就業機会開発事業費につきましては、失業対策事業廃止後の引退者が就労する任意就労事業への委託料が主なものであります。 雇用対策事業費につきましては、市内事業所が必要とする労働力確保のため、ふるさと就職促進事業等、雇用関係諸事業の強化を図るための事業費であります。 勤労者融資事業費につきましては、勤労者福利厚生の一環として実施している勤労者融資制度の預託金と岡山県労働者信用基金協会への貸付金であります。 続いて、農林水産業費について御説明いたします。 水田営農活性化対策事業費につきましては、稲作と転作を組み合わせた生産性の高い水田営農の確立を目指した各種事業費であります。 農業振興費につきましては、農業振興地域内の農道、水路等、土地基盤を整備する工事費が主なものであります。 10ページをお開きください。農業施設管理費につきましては、農業施設の維持管理に要する経費が主なものであります。 農業施設新設改良費につきましては、農道、水路等、農業施設整備費の補助分と単独分並びに東六間川かんがい排水事業等の県営工事負担金と土地改良事業を行うために農林漁業資金を借り入れた関係土地改良区へ助成する土地改良区償還補助金が主なものであります。 地籍調査費につきましては、国土調査法に基づき補助事業として浜町、児島味野の一部ほかを継続調査する経費と、単独分として基準点を年次計画で設置する委託料が主なものであります。 次の松くい虫対策費につきましては、空中、地上からの薬剤散布の委託料と被害木を伐倒駆除する委託料並びに保全する松林の周辺松林について、松くい虫の感染源のおそれのない広葉樹に転換するための不用木等の除去、整理伐を行う松林保護樹林帯緊急造成事業費であります。 ふれあいの森整備事業費につきましては、児島地区に県営の生活環境保全林整備事業として実施しておりますふれあいの森の周辺取り合い道路の工事費が主なものであります。 林道新設改良費につきましては、林道の開設及び改良に係る工事費の単独分であります。 水産業振興費につきましては、漁場を造成するための沿岸漁業構造改善事業費と、漁業経営の安定と近代化を図るための共同利用施設を設置する経費に対し助成する漁業経営近代化施設整備事業費補助金が主なものであります。 水産業施設整備費につきましては、県営工事として継続実施中の大畠の漁港修築事業等の負担金と小原漁港の堤防の浸水防止を行う小原漁港海岸保全事業費が主なものであります。 続いて、商工費について御説明いたします。 まず、商工業振興費につきましては、中小企業者を対象にした講演会等の開催経費や、明るく魅力ある商店街づくりを推進するための都市照明関連事業費、シャッターのシースルー化事業費補助金を初め、新規事業として本市の地場産業である繊維産業の企画、研究、技術開発等の能力向上を図るための基盤施設であります倉敷ファッションセンターに合築して建設する繊維技術センター等本市区分所有分の建設工事費負担金4億6,464万3,000円、またファッションデザインコンテストを主とする倉敷ファッションフォーラムの開催委託料等であります。このほか市内の商工会議所や商工会、商店街連合会等への各種事業費補助金などが主なものであります。 中小企業融資事業費につきましては、中小企業振興対策として中小企業の保護、育成を図るため、市の制度融資の小口資金、企業安定資金及び新規開業資金の預託金等が主なものであります。 大規模総合展示場建設事業費負担金につきましては、コンベックス岡山の建設費に対する本年度負担額であります。 続いて、11ページの観光振興費につきましては、韓国国際観光展の出展経費、ハートランド倉敷白壁まつり及びくらしきスターライトアベニューのイベント開催負担金、倉敷天領夏まつり等市内4地区で開催される祭りの開催負担金、観光宣伝隊を派遣するための観光客誘致事業負担金、コンベンションの誘致を推進するためのコンベンションビューロー推進協議会負担金、民間宿泊施設の新増設を支援する宿泊施設設置奨励金、大規模な大会の開催に助成する全国大会等開催補助金、新規事業としましては観光客の誘致を図るため、マスメディア時代によるFMラジオを利用して近畿圏内で放送する広告料などが主なものであります。 次の観光施設管理費につきましては、観光案内所及びバス専用駐車場の管理運営委託料、新規事業としては明治時代の回船問屋の母家とニシン蔵を復元し、観光と地域活性化の拠点施設の仮称むかし下津井回船問屋の維持管理委託料が主なものであります。 次に、観光事業会計援助費につきましては、貸付金として3億円、繰出金として7,207万1,000円であります。 続きまして、特別会計の御説明をいたします。 18ページをお開きくださいませ。上から4行目の農業共済事業につきましては、これは農業災害補償法に基づいて水稲及び麦の農作物共済勘定、乳牛等の家畜共済勘定、ビニールハウス等の園芸施設共済勘定、桃の果樹共済勘定、大豆の畑作物共済勘定の5事業勘定と、これらの事業の実施に係る事務費等を支弁する業務勘定の6勘定で、事業費2億1,771万3,000円を計上いたしております。 次の児島港湾事業につきましては、児島港湾内の味野港と琴浦港の管理費及び一般会計繰出金であります。 次に、19ページをごらんください。上から2行目の企業団地造成事業につきましては、市内粒江地内に仮称倉敷クリエイティブパーク造成等の工事費であります。 20ページをお開きください。観光事業会計につきましては、収益的収入で鷲羽山観光センターは4億820万9,000円、王子が岳観光センターは2億3,958万3,000円、国民宿舎「良寛荘」は3,290万6,000円、合計で6億8,069万8,000円計上しております。 一方、支出では諸経費の節減に努め、3施設で7億9,565万9,000円を計上しております。この結果、収支差し引きでは1億1,496万1,000円の赤字を生ずる見込みであります。 以上をもちまして経済局関係の説明を終わります。 ○議長(金谷光夫君) 中戸建設局長。            (建設局長  中戸 哲生君  登壇) ◎建設局長(中戸哲生君) 建設局関係につきまして御説明を申し上げます。 12ページをお開きください。3行目の都市計画図作成経費でございますが、昭和46年に航空写真撮影をしたものをもとに修正を重ねておりましたが、都市計画図が現況と大きく相違することとなりました。このために、このたび航空写真撮影をいたしまして、新たな都市計画図を作成するものでございます。 次に、「まちづくり市民啓発経費」につきましては、都市景観を初め町づくりに対する市民の啓発を図るため市民講座を開設するものでございます。 次に、倉敷駅付近連続立体交差事業費につきましては、倉敷駅周辺におきましてJR山陽本線、伯備線及び水島臨海鉄道の延長約7キロメートルを岡山県が立体交差にするための調査費負担金が主なものでございます。 次に、2行後の残土処理対策事業費につきましては、さきに制定いたしました「土砂等による土地の埋立て等の規制に関する条例」に基づきまして、建設残土等での埋め立てを適正に指導監督するためのパトロール用の車両購入費等でございます。 次に、13ページをごらんください。上から2行目の土木費の緑化推進事業費につきましては、「95ハートランド倉敷」の開催期間中に、芸文館広場へ設置する市内の花愛好者が育てた花のモニュメント製作設置委託料と、第2次倉敷市緑化計画が平成7年度で終了いたしますので、引き続き平成8年度から始まる第3次倉敷市緑化計画を策定するための委託料が主なものでございます。 18ページをお開きください。下から4行目の住宅新築資金等貸付につきましては、住宅改修資金5件、住宅新築資金10件、宅地取得資金10件を貸し付けるためのものでございます。 以上をもちまして建設局関係の説明を終わります。 ○議長(金谷光夫君) 宮原下水道局長。            (下水道局長  宮原 茂君  登壇) ◎下水道局長(宮原茂君) 下水道局関係について御説明いたします。 13ページをお開きください。1行目の下水道事業特別会計繰出金につきましては、下水道管理費、下水道事業費及び公債費へそれぞれ充当いたすものであります。 続きまして、18ページをお開きください。上から2行目、下水道事業につきましては、水洗化促進のための水洗便所改造資金貸付金、共同排水設備設置補助金、水洗便所改造費補助金のほか、平成7年度から自家用汚水ポンプ施設設置等補助金を新規に設けております。 また、倉敷、水島、児島、玉島の各下水処理場と5つのポンプ場の維持管理をするための経費、児島湖流域下水道の維持管理に要する経費の負担金及び流域関連公共下水道の3つのポンプ場の維持管理費であります。 次に、下水道事業費につきましては、補助事業費が77億円、単独事業費が173億3,300余万円、また岡山県が施行しております児島湖流域下水道事業の浄化センター建設工事等の負担金であります。 ここで事業の概要につきまして簡単に御説明申し上げます。 平成7年度は、第7次下水道整備5カ年計画の最終年度として、約383ヘクタールの面整備を行い、整備人口約1万3,600人の増加を図り、平成7年度末の公共下水道人口普及率を現在の普及率より3.3%アップさせ39%に高めるよう努力していきたいと思っております。 このために、まず管渠事業につきましては、倉敷、水島、児島、玉島の4処理区におきまして、幹線管渠の埋設及び面整備を引き続き積極的に推進することにいたしております。 次に、ポンプ場事業としましては、倉敷、水島、児島、玉島の各処理区における管渠整備の進捗に合わせて新増設等を行うことにいたしております。 次に、公債費でございますが、これは市債の元金償還金及び利子であります。 なお、平成7年度末の市債残高は1,323億9,153万1,000円の見込みであります。 以上をもちまして下水道局の説明を終わります。 ○議長(金谷光夫君) 薬師消防局長。            (消防局長  薬師 和範君  登壇) ◎消防局長(薬師和範君) 消防局関係につきまして御説明いたします。 13ページをごらんいただきたいと思います。中ほどの消防費のうち、倉敷市コンビナート防災審議会設立20周年記念事業費につきましては、倉敷市コンビナート防災審議会が平成7年9月1日で設立20周年を迎えますことから、これを記念いたしました事業計画を立案したもので、防災審議会の活動であるとか、役割等を取りまとめた記念誌の作成及び講演会、シンポジウムの開催等を実施するものでございます。 次に、常備消防施設整備事業費につきましては、昭和63年度に購入いたしました水島消防署へ配置いたしております30メートル級はしご車の安全性を確保するためのオーバーホール費及び昭和47年に建設し、老朽化しております水島消防署庁舎の外壁改修工事費、また玉島長尾地内へ防火水槽を設置するとともに、市内一円出水不良地区の配水管改良に伴う消火栓設置工事負担金等が主なものでございます。 次に、常備消防車両購入事業費につきましては、現在各消防署及び各出張所に配置しております各種消防車両等の経過年数、老朽度等を精査した結果、水槽付消防ポンプ車1台、大型高所放水車1台等、都合4台を更新するものでございます。 次に、救急隊員感染防止対策事業費につきましては、救急隊員及び傷病者への感染を防止するため、消毒用資機材を収納し、効果的に活用するための救急消毒室を水島、児島、臨港消防署へ建築するものでございます。 次に、救急高度化推進整備事業費につきましては、平成3年4月、救急救命士法の成立によりまして、新たな国家資格として誕生いたしました救急救命士を養成するため、養成所へ4名の職員を派遣する経費でございます。 また、救急救命士が搭乗して高度な応急処置を行うに必要な機能と設備器具を搭載した高規格の救急車を配備するのが主なものでございます。 それでは、14ページをお開きいただきたいと思います。消防局・倉敷消防署合同庁舎建設事業費につきましては、平成6年度に倉敷市土地開発公社におきまして、市内白楽町地内の都市計画道路羽島・四十瀬線沿いに先行取得した建設用地へ災害に強い安全な都市づくりの拠点となる総合的な消防機能を備えた近代的な合同庁舎を建設するための新庁舎、消防緊急指令施設及び防災センター等の設計委託料が主なものでございます。 次の非常備消防車両購入費につきましては、消防団の各分団に配置いたしております消防団車両等の経過年数、老朽度から普通ポンプ車1台、小型動力ポンプ積載車3台、小型動力ポンプ1台を更新するものであります。 最後の非常備消防施設整備事業費につきましては、これは児島分団第3部及び長尾分団第3部の消防団員詰所及び車庫を地域住民の安全確保のために防災拠点として新築移転するもの、また平成6年度に倉敷市土地開発公社で先行取得いたしました用地を買い戻すための用地費でございます。 以上で消防関係の説明を終わります。 ○議長(金谷光夫君) 山田教育長。            (教育長  山田 錦造君  登壇) ◎教育長(山田錦造君) 同じく14ページをごらんください。教育費のうち、小学校建設費、中学校建設費、高等学校建設費、養護学校建設費及び幼稚園建設費の空調設備整備費につきましては、平成7年度から3カ年計画で各学校・園の校長室、職員室、事務室、図書室、給食調理員休憩室にエアコンを設置するものであります。 また、小学校建設費の用地取得費につきましては、移転新築を予定しております連島東小学校の移転用地取得費であります。平成6年度に用地取得を計画しておりましたが、年度内に取得が困難となりまして、7年度に再度計上したものであります。 次に、中学校建設費の校舎等建設費につきましては、平成8年4月開校を予定している新しいタイプの玉島北中学校の建設費であります。 次に、下から3行目、私学助成事業費につきましては、市内の私立幼稚園、私立定時制高等学校等に通園、通学しております園児・生徒の保護者負担の軽減を図るための助成であります。 次に、生徒指導対策事業費でございますが、新規事業のいじめ等未然防止のための啓発推進事業費は、先生、保護者のために校内研修をしたり、いじめ問題等の啓発冊子を作成するものであります。 次に、外国人英語指導助手関係経費につきましては、中学生の英語能力の育成と英語担当教諭の研修活動の援助を行い、英語教育の充実と国際化の推進を図るため、市内の中学校へ配置している英語指導助手20名の経費であります。 15ページをごらんください。小・中学校コンピュータ教育推進事業費につきましては、小学校に研究推進校として2校、コンピュータを導入する経費などであります。 次の自然教室推進事業費につきましては、中学校1年生を対象に豊かな自然環境の中で、集団宿泊生活を通じて生徒の健全育成を図るための経費であります。 次に、学校給食食器更新事業費につきましては、食器を従来のアルマイト製から合成樹脂製にかえていくための経費、費用であります。 次に、上から6行目の学校週5日制推進事業費につきましては、子供たちが学校週5日制における土曜日に文化的教養を高めるための文化施設への入館パスポート作成等の経費であります。 次の公民館建設事業費につきましては、老朽化した茶屋町公民館を建てかえるための建設費であります。 次に、伝統的建造物群等保存修理事業費につきましては、伝統的建造物群等の保存修理を行うための助成費であります。 次に、文化振興基金事業費につきましては、地域文化振興を図るための助成事業や運営委員会が主催する青少年音楽鑑賞事業などを実施するための経費であります。 次に、瀬戸内倉敷ツーデーマーチ実施事業費補助金につきましては、全国的規模の歩く祭典第9回瀬戸内倉敷ツーデーマーチに要する経費であります。 次に、全国高等学校総合体育大会実施事業費補助金につきましては、8月1日から8月7日まで、水島緑地福田公園体育館ほかで行われるハンドボール競技のための経費であります。 16ページをお開きください。スポーツ振興基金事業費につきましては、スポーツの振興を図るための助成事業や運営委員会が主催する選手強化事業などを実施するための経費であります。 次に、2行下の体育施設整備事業費につきましては、中山公園野球場給水設備改修、水島緑地福田公園体育館改修、倉敷体育館電光得点表示装置導入などの経費であります。 次に、図書館図書購入費につきましては、豊かな人間性をはぐくむため、一般図書などの図書資料の充実を図るための経費であります。 次に、美術作品収集事業費につきましては、郷土作家などのすぐれた作品を収集するために必要な経費であります。 次に、3行下の少年自然の家施設整備事業費でございますが、食堂にエアコンを設置するための経費であります。 次の公民館施設整備費につきましては、公民館のプロパンガス安全装置改修等の経費であります。 次に、ライフパーク倉敷関係経費につきましては、生涯学習推進の拠点施設であるライフパーク倉敷の管理運営及び市民学習センターなど5つのセンターの事業に要する経費であります。 以上をもちまして教育委員会関係の説明を終わります。 ○議長(金谷光夫君) 塚本水道事業管理者。            (水道事業管理者  塚本 雅紀君  登壇) ◎水道事業管理者(塚本雅紀君) 水道局関係について御説明申し上げます。 19ページの真ん中より少し上でございますが、お開きください。水道事業会計のうち、収益的収入の主なものは、給水収益でございまして、昨年の渇水によりまして節水意識の高揚が図られたため、前年度当初予算に比べ4億684万2,000円減の52億7,194万円を見込み、そのほかに受託工事収益、その他営業収益を計上いたしております。 一方、支出の主なものは、毎年重点施策として実施しております配給水管漏水調査費を計上いたしております。これは配給水管の漏水調査を延長452キロメートル予定いたしまして、この調査によりまして漏水箇所を早期発見して修理を行うもので、有収率の維持向上に努め、水の有効利用を図るものでございます。 それから、そのほか職員給与費、受水費、減価償却費などの経費を計上いたしております。その結果、本年度は5億7,782万1,000円の純損失を生じる予定でございます。 それから次に、資本的収支の主なものは、拡張事業費及び石綿管改良事業費に充てるための企業債と工事負担金などのほかに、水質検査機器購入に対する国庫補助金でございます。一方、そのうち拡張事業費の主なものは、安定給水を図るため、配水池を築造するための用地買収費と、送配水管新設工事などでございます。 それから、建設改良事業費の主なものは、下水道工事などによる配水管の移設工事、出水不良及び石綿管の解消を図るための配水管改良工事などの工事費と、浄水処理施設の老朽化に伴い安定給水を図るため、もう一系列の浄水処理施設の設計業務委託料などでございます。 そのほか水質基準改正に伴い、検査項目の増加に対処するため、工具器具備品購入費、企業債償還金を計上いたしております。この結果、資本的収支不足額は15億6,798万6,000円となります。これは留保資金などで補てんする予定でございます。 以上をもちまして水道局関係の説明を終わります。 ○議長(金谷光夫君) 木村競艇事業局長。            (競艇事業局長  木村 茂夫君  登壇) ◎競艇事業局長(木村茂夫君) 児島モーターボート競走事業会計について御説明をいたします。 19ページをごらんください。まず、収益的収支でございますが、収入は舟券収益を主体に、また支出は運営実施営業経費を主体に計上いたしております。この結果、一般会計繰出金37億円を含む予定利益は37億7,533万2,000円となる見込みでございます。 本年度の特別競走は、お盆、周年、正月の3競走のほか、9月には全国の強豪選手によります施設改善記念競走を開催する予定にさしていただいております。 なお、児島周年記念競走につきましては、宮島、徳山、下関の3場に場外発売を委託する予定にさしていただいております。 また、本年4月から瀬戸内地区の共通会員制電話投票が開始され、中国四国地区内のすべての競走と全国の特別競走、これはG1以上の競走でございますけれども、その投票が可能となります。 受託業務事業でありますけれども、平成6年度と同様に月に2日間、備南競艇事業組合の開催業務を受託する予定にいたしております。 場外発売につきましては、グランドチャンピオン決定戦ほか5競走及び宮島、徳山、下関競艇場の周年記念を各2日間、笹川賞ほか1競走を4日間、合計で26日間の開催日外の実施を予定いたしております。 次に、資本的支出の主なものといたしましては、第2期スタンド棟の外壁等改修工事及び審判操作卓設置工事などがございます。これらの財源といたしましては、過年度分損益勘定留保資金で補てんする予定といたしております。 長期的な景気の低迷などで競艇事業も非常に厳しい状況下にございますけれども、効果的な広報、宣伝活動に努め、情報サービスの充実、また広域発売等の実施によりまして、新規ファンの拡充を図るとともに、ファンサービスの向上と快適な環境づくりに努め、舟券売り上げの向上と経営の効率化に努力いたしまして、一層市財政に寄与してまいる所存でございます。 以上で児島モーターボート競走事業会計の説明を終わります。よろしくお願いします。 ○議長(金谷光夫君) 続いて、選挙6件について説明をいたさせます。佐々木議会事務局長。            (議会事務局長  佐々木 睦夫君  登壇) ◎議会事務局長(佐々木睦夫君) 選挙6件について御説明申し上げます。 選挙第6号は、倉敷市選挙管理委員会委員及び同補充員、それぞれ4人の選挙、選挙第7号は高梁川西岸用悪水組合議会議員11人の選挙、選挙第8号は四ケ郷組合議会議員3人の選挙、選挙第9号は三ケ村組合議会議員2人の選挙、選挙第10号は六ケ郷組合議会議員2人の選挙、選挙第11号は西一郷半組合議会議員4人の選挙でございまして、いずれも任期満了に伴うものでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(金谷光夫君) 以上で説明を終わります。 本日はこれにて散会し、次会は来る3月2日午前10時から再開いたします。            午後 0時 8分  散 会...